第41回
皆様、こんにちは。学会長の佐藤隆一です。
この度は、私たちの学会にご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
第41回神奈川県理学療法士学会は、県西ブロック担当から5年ぶりに対面形式で開催される運びとなりました。
令和7年2月9日にパシフィコ横浜にて開催いたします。
今回の学会テーマは「挑戦か安心か―変化する社会で生き抜く理学療法士の見つけ方」といたしました。
現代社会は急速に変化しており、その中で私たちが直面する課題や機会も多様化しています。人生100年時代、少子高齢社会、そして人口減少という背景を抱える中、働き方にも新たな視点が求められています。働き甲斐の改革、働きやすさの改革、挑戦への意欲、そして安心の確立、これらを共存させる環境を築くことが、ますます重要になっています。
県西ブロックの偉人でもある二宮金次郎(尊徳)の言葉に「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」というものがあります。この言葉は、理学療法士としての私たちが変化する社会において、利益を追求するだけでなく、人間性と倫理を忘れずに活動し続けることの重要性を教えています。また、挑戦と安心をいかにバランスよく実現するかという難題に立ち向かう際の指針となります。
本学会のテーマは、まさにこれからの時代に必要とされる視点を捉えたものであり、皆様と共に新たな道を切り開くための貴重な機会となると確信しております。ぜひ、この場を通じて多くの知見を共有し、地域社会の健康と医療・福祉の向上に向けて一歩踏み出していきましょう。
学会企画として、ポップヴァイオリニストの式町水晶氏をお招きしてのトーク&ライブ県民公開講座をはじめ、「多職種連携」「災害時における理学療法士の役割」のシンポジウム、「スポーツ領域における理学療法」「医療職のメンタルヘルス」の教育講演などを準備いたしております。また、県士会とのタイアップ企画として、研究支援部や発達支援部による教育講演や、管理者育成推進部のシンポジウムも行われます。
対面形式の学会であるため、当日参加が可能となっており、医師、看護師、作業療法士、言語聴覚士、ケアマネージャー、介護職、行政職員等、多職種の皆様にもご参加いただき、多くの方々と意見交換していただけるよう準備を進めております。
皆様と共に、令和7年2月9日に素晴らしい学会を共有できますことを、心より楽しみにいたしております。
何卒よろしくお願い申し上げます。